○○を学んだことが、なぜミソフォニア攻略の近道になったのか?

今回は、僕がビジネスを学んだことによって、どうしてミソフォニアの悩みを前進させることができたのかについてお話ししようと思います。
僕は必要に迫られてビジネスを学ぶことになりましたが、それがミソフォニア問題と通じていくところがあるとは全く考えていませんでした。
ミソフォニアを克服できた今になって「多分大いに関係しているな」と感じるので、あなたにも役に立ちそうだと思う内容をお届けしてみます。
そもそも、ビジネスを学ぶ=お金稼ぎの方法を学ぶこと?
「ビジネスを学ぶ」と言うのは、あなたの想像通り、お金のことについて学ぶことです。
ところが、実際にビジネス系の講座へ累計何百万円も払って本格的に学んでみると、ビジネスの本質は人と人との信頼構築の術を学ぶことだと気付きました。
ビジネスのことを学ぶ前の自分は、世の中の誰もが同じ価値基準(=価値の物差し)を持っていると思い込んでいました。
ビジネスを学び始めた後の自分は、自分とは全然違う価値基準の人がたくさんいるんだと言うことも、経験を通しながら知ることができました。
僕のビジネスの学びの入り口は、「転売」からだった
僕はインターネットを使ったビジネスを学び始めたとき、何から始めればいいのかわからなくて、一番最初は中古家電の転売からスタートしたんです。
メルカリやヤフオクで中古家電の仕入れをして、アマゾンで仕入れ値よりも高く売るというノウハウでした。
(このあたりの内容でしたら、人に教えられるぐらいの熟度があります)
でも、僕自身は中古品の家電を買いたいという欲求がない人だったので、中古家電転売をやってみる前は、中古家電を購入したい人の気持ちが想像できませんでした。
教えてもらったノウハウ通りにやってはいたものの、
ですが、実際に売ってみると、あっさりと売れたんです。しかも1度ではなく、何度でも。
要するに、売れるはずのないものが売れた瞬間から「欲しいと思うものはみんな一緒」という考え方から、「人それぞれが認める美点は違う」という認識に変わったんですね。
ビジネスにおける基本概念「信頼残高」とは?
ビジネスには、信頼残高という概念があります。
人と人の間に信用が積み上がっていくことで、目には見えない信頼の貯金が作られます。
「相手からお金をいただく」という行為をすることで、信頼残高は目減りしますが、信用を失うようなことをしない限りゼロにはなりません。
繰り返し信用されて、信頼を得る行動を重ねることことによって、信頼の残高は上限なく積み上げられていきます。
反対に、信用を失うようなことを繰り返すと信頼残高がマイナスになり、不信を買います。
例えば、あなたがある商品を購入したとして、「もうここの商品は二度と買わない」という気持ちになっている場合は、信頼残高がマイナスになっている状態です。
信頼残高を換金する知恵が「マーケティング」
ただし、どんなに信頼残高を積み上げても、その信頼をお金に換金することができるかできないかは、また別の話です。
信頼をお金に換金するための方法=マーケティングの知識も必要になります。
(なんらかの「ビジネスをしたい」という欲求がない人でしたら、信頼の貯蓄を増やせる人は豊かな人間関係を築くことができるので、幸せな人生を送れます)
どうしていいかわからない「お金ブロック」に悩んでいた
そしてビジネスを学ぶ以前の僕は、長年美容師としてお客様からダイレクトにお金をいただいていたのに、価値に見合った価格へ「値上げをすることができない」という心理的な壁がありました。
勉強を続けることで、技術の質も上げて、使っている薬剤の質も上げているのに、料金は据え置きのままだったので、自己投資を回収することができない状態だったんです。
以前よりも価値の高いものを提供している自信はあったので、価格に反映させてもいいはずなのに、「申し訳ない」という気持ちを抜け出せませんでした。
(別の記事で詳しく書きますが、これを「お金ブロック」といいます)
僕自身が「お金を払いたかったのに」という不満を募らせた体験
僕の中にはガチガチの「お金ブロック」がありましたが、矛盾があるのも自覚していました。
どういうことかというのをお伝えするために、体験談を1つお届けしますね。
僕が古い自転車を、新しく買い替えたいと思って自転車屋さんに行った時の話です。
これまで何度も自転車の盗難被害に遭ってきたので、「盗難されても、安ければ割り切れる」と考えて、一万円前後の安い自転車を買っていました。
でも今回は、
つまり僕は「高くて良い自転車」を探しに行ったのですが、自転車屋さんは最初から最安値の自転車を紹介してきた挙句、
こちらが何も言っていないのに
おそらくは、僕がその時乗っていた自転車を見て判断されたんだと思いますが、すごく不快な気分になりました。
つまり「せっかくこちらはお金を払いたいのに、どうして払わせてくれないんだ」という理不尽さが湧き上がってきたんです。
「二度とこのお店では、自転車の購入を検討しない」と決意=自分の信頼残高がマイナスになった瞬間でした。
この顛末から僕が学んだ事は、
ビジネスを学んだことによって、相手目線の大切さを知った
何か自分が提供したいビジネスがあると、どうしても意識は自分がやりたいことや、得意なことに向いてしまいがちです。
意識的に相手目線に寄り添う努力をしていかない限りは、何度でも自分目線に戻ってしまいます。
でもこれは、ミソフォニアで湧くイライラ感によって、自己中心的な考え方になってしまうクセから脱出するのにも役立ってくれたんです。
自分がこう感じている時、相手はどう感じている?
自分がこうしたいと思っている時、相手はどうしてほしいと思っている?
といった感じで、ビジネスを改めて学び始めてからは、「自分がやること」と「関わってくる相手のこと」をワンセットで考えるように変わりました。
他力に頼る=「迷惑」とは違う
何をやっていくにしても1人でできることの限界はあるというのは以前から感じていたのですが、ビジネスを学ぶ前はどうしていいかわかりませんでした。
ビジネスの基本「徹底的に相手目線を理解する」が少しずつ腹落ちしていくことによって、迷惑をかけず、うまく他力に頼ることの大事さも学ぶことができました。
とは言っても、ビジネスの原理原則を学んで、すぐに自分の考え方や行動を変えられたわけではありません。
長年クセづいてしまっている「うまくいかないパターン」を直していくのには、かなりの努力を必要としました。
ビジネスの学びは、深めると終わりがないので、まだまだ自分も学んでいる最中です。
まとめ
ビジネスを学んで、実践していく過程で、強制的に古い思い込みを破壊されることになりました。
今の僕は、いわゆるマーケティングを実践している人間の1人になるのですが、日々新たな発見があって、驚かされることの連続です。
自分は、まだまだ何もわかってないんだな、と実感させられています。
自分がまだまだ何もわかっていないことを知ったから、次はこうしてみる、という改善の努力の繰り返しで今があるんだと思うので、ビジネスの学びから得たものは大きかったです。
もちろん、もっとお金を稼いで豊かになりたいという「欲」もあってビジネスをやっているわけですが、人間関係の悩みを解決するための学びにもなりました。
目の前しか見えなくなってしまいそうな時こそ、「相手はどう?」をワンセットで考える。
これができるようになると、トラブルが起きて、解決するまでのスピードが圧倒的に速くなります。
人間関係のことで悩みたくないなら、ビジネスをもっと学ぼう!とおすすめできるぐらい、ミソフォニアの人にも役立つジャンルの学びだと思います。
「必要のないことまで学ぶのは遠回りで、やる気にならない」という人のために、ミソフォニアの本へ、エッセンスだけを入れました。ぜひご覧ください。
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