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ミソフォニアを克服しても、HSPの資質「情報疲れでグッタリ」は治らない。3つの「自分ルール」で少しだけラクになる。

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『音で苦しまない未来が手に入る本 ミソフォニアの原因と対処法』の著者で、ミソフォニアを完全克服できた人。JADP認定心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。健康管理士1級・管理美容師資格も持つ、心と体の健康をマネジメントするスペシャリスト。毎日300人以上が来訪する「ミソフォニア診断テスト」の製作者。

僕は「トリガー音の不快感」こそ感じなくすることができましたが、HSP特有の疲れやすさは今でも相変わらずです。

「HSP」というのもまぁまぁ大きな括りなので、人それぞれで刺激に対する閾値の違いや、許容できる情報量の違いは相当あると思われます。

今回は僕が日頃から気を付けている3つのHSP対策について書きましたので、ご興味ある方はぜひお読みください。

私が外出して、ミソフォニア以外の理由(HSP由来)でグッタリする「情報刺激」

僕は都内へ出かけると、(人がそんなに居なくても)言い表しにくい「情報刺激タンク」のようなものが、徐々にいっぱいになっていきます。

(お出かけ自体は楽しいので、好きです)

普通の「疲れた」とは感覚がやや違って、「あー、なんだかよくわからないけれど、何かのゲージが限界に達しそう」という感覚です。

これの正体が何なのかを探っていくと、あらゆる情報刺激(視界に入ってくる情報や、トリガー音ではないあらゆる音・匂いなど)が原因だと推測されます。

たとえばスーパーへ買い物に行くだけでも、滞在時間が長いと視界にごちゃごちゃ入ってる「視覚情報」で疲れるんです。

その場ではあまり自覚がなくて、家に帰ってからいきなりグッタリ感が襲ってきます。

HSP由来の「情報疲れ」を緩和するために作った、3つの自分ルール

見えるものを「見ない」ことは無理ですし、単なる雑音で不快感を感じていなくても、脳の疲れはやはり感じます。

グッタリ感で行動不能へ陥らないために決めたのが、3つの「自分ルール」です。

何を買うのか、イメージを明確に決めてから買い物に行く

できる時とできない時はありますが、たとえば「服を買う」と決めている時は、どんな服を買うのか、なるべく具体的にイメージしてから買いに行きます。

何を買うのか決めずに、ブラっと服を見るのも普通に楽しいです。

でも色々見て回っているだけで、頭の中では「情報の洪水」が起こっているので、後々で不要なグッタリ感がやってきます。

もちろんお店に行って、その場で気に入ったものがあれば検討して買うこともあるんですよ。

買いたい服の大まかな色・素材・種類までは、最低限決めてから買いに行った方が時短にもなりますし、「迷い」で疲れにくくなります。

関係ないものは意識的にサラッと見る

続いて「服」を例に挙げると、自分の好みとは関係なさそうな服を「順番にじっくり見ていく」のは、避けるようにしています。

自分に関係あるかもしれないけれど、多分関係なさそうだと判断できる商品は「流し見」する感じにすると、あまり疲れません。

大抵の服屋さんは自分の趣味でも何でもない音楽がドンドン鳴ってますし、視覚刺激も多いので、意識的に情報を「受け流す」感覚が必要かなと思ってます。

結果としてムダに疲れるので、うるさくなくても耳栓を使う

今の僕は、ミソフォニアの不快感も感じなければ、聴覚過敏のような音のうるささも感じません。

とはいっても、勝手にたくさんの聴覚情報が耳へ突入してくるのは、どうしても避けられないわけです。

耳から入ってくる情報量に制限をかけるという意味で、ガヤガヤした場所へ出かける時は耳栓を付けていた方が「楽だな」と感じます。

つまり、今の僕が外出先でたまに耳栓をする理由は、イライラ対策ではなくグッタリ感の防止対策です。

まとめ

僕の受け止め方としては、自分の感覚の鋭さを、持って生まれたギフトの一つだと思ってます。

いわゆる「鈍感力」が自慢の人では感じることのできない、細やかな感覚だからこそ感じられる幸せもあると思うからです。

もちろん鈍感さんには、鈍感さんならではの強みがあると思います。

(今の社会構造では、鈍感さんのほうが断然生きやすい)

でも、他人の図々しさや鈍さに振り回されて疲れる必要もないと思うので、僕は感覚の合う人と仲良くなれた方が幸せです。

自分自身の過敏さに「やれやれ…」と感じるのは避けられませんが、そういう自分だから、どうすれば生きやすくなる?

を常に自問自答して、模索していくのが大切だと考えています。

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『音で苦しまない未来が手に入る本 ミソフォニアの原因と対処法』の著者で、ミソフォニアを完全克服できた人。JADP認定心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。健康管理士1級・管理美容師資格も持つ、心と体の健康をマネジメントするスペシャリスト。毎日300人以上が来訪する「ミソフォニア診断テスト」の製作者。

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