価値観が変わると、ミソフォニア症状も一定レベルで軽減される。その理由についてくわしく解説。

今回は、あなたの価値観が急激に変わるタイミングとは、一体どのような時なのかについてお届けしようと思います。
理由は、ミソフォニアを克服するために、「心因性」へのアプローチも欠かせないと思ったからです。
心理療法も取り入れたカウンセリングを提供している、メンタルヘルスの専門家視点からお話しします。
と悩んでいる人には、きっとお役に立つ内容だと思いますので、ご一読ください。
最近よく聞く「価値観」って、なんのこと?
そもそも「価値観」とは何なのかと言うと、自分自身の中で「大事にしたい」と思っている考え方のことです。
つまり世の中で「価値観の違い」と語られているのは、人それぞれで大事にしたい考え方が違う、という意味なんですね。
そして価値観の大枠は、幼少期の体験によって形成されると言われています。
「性格」と「価値観」は似ているようでまったく違う
生まれ持った「性格」は基本的に変わりませんが、価値観は何歳になっても急に変わるタイミングというものが存在します。
では、それが一体どのような時なのかというと、よくも悪くも衝撃を受けた時です。
そして、最も価値観に響く衝撃は、体験が与える衝撃で、あなたにとっての「忘れられない出来事」が、今のあなたの価値観に大きく関わっています。
ポジティブな衝撃はあなたに対して「夢」を与え、ネガティブな衝撃はあなたにとっての「教訓」を与える存在で、どちらも大切です。
あなたの「価値観が変わった」と感じたタイミングは?
これまでの人生で、あなたの価値観が「大きく変わった」と思うタイミングを、改めて振り返ってみましょう。
おそらくは、間違った思い込みがひっくり返されるような経験があったはずです。
つまり、あなたにとっての常識が覆されるような体験をしたときに、価値観は時間を必要とせず、大きく変わることがあるのです。
幸せになる人の価値観へ「変えたい」と願う人が、覚悟すべき2つのこと
ミソフォニアを完全に治すことができた一人の人間として、思うことが一つあります。
それは、人間的な成長なくして、ミソフォニアの克服もあり得ないんだなということです。
- 嫌なことはなるべく避けたい
- 面倒だから、自分を変えたくない
それが当たり前の感覚だと思いますし、僕も同じ気持ちです。ただし、ミソフォニアの悩みを手放したいのでしたら、2つの覚悟を決めておきましょう。
「受容力」をもっと大きくする意志
価値観の変化は、人間的な成長を一気に促してくれる反面、あなた自身の心に大きなストレスも与えます。
なので、「自己成長」という価値観を大事にする人は
という心の準備だけは必要かもしれません。
理解の範疇を超えたステージの考え方を、拒まないスタンス
自分の「常識の枠」からはみ出た価値観に触れた時、人は気持ちの悪さを感じることがあります。
たとえば、ゲイ同士(同性愛者)の恋愛において、典型的なボーイズラブのように、美しい男性同士のカップルは、少数派です。
むしろ実際は、おじさんと若い男の子が仲良く付き合っていたり、むさくるしい太めの男の人同士がキスをしている、それが「ゲイにとっての常識」みたいなもの。
これを受け入れられないと感じる人は「気持ち悪い」と思うでしょうし、受け入れた人は「あぁ、そういうものなんだね」となります。
大事なのは、客観的な事実を「そんなはずはない」と拒絶しないこと。拒絶してしまうと、自分が変わるチャンスもなくなるからです。
まとめ
ミソフォニアの人は、音による強烈な嫌悪感情、
たとえば
- すごく嫌な気持ち
- 殺意のような激しい憎悪感情
- 特定の音を聞いた後、ずっと残る不快な気分
- 「迷惑だ」の意識
こういったものが原因で、自然体の価値観からズレてしまっている人もよく見受けられます。
ミソフォニアの本では、あなたが人として幸せになれる価値観に変われる方法についても、くわしく紹介しました。