- Q高校受験の時期ごろから、いろんな物音に反応するようになりました。友達のひそひそ話や鼻すすりの音を聞くと、すごく嫌な気持ちになってしまいます。高校に入学してからも友達は作れましたが、嫌な音を聞きたくないので「学校に行きたくない」と思う日がだんだん増えてきました。このままだと友達もいなくなって、本当にひとりぼっちになってしまいそうです。何も気にせずに楽しんでいるクラスメイトたちが羨ましくなってしまいます。ミソフォニアでも、普通の人になれますか?
- A
反応の仕組みを理解して適切に関わることで、いわゆる「普通の人」に近づくことはできます。完全に同じにはならないとしても、「普通の人」と「細かいことが気になる人」の中間あたりまでは、多くの方が変化を実感できます。
ここでは、普通の人と完全に同じにはなれない理由と、そもそもなる必要もない理由について解説します。
「普通になりたい」は、思っているよりスケールが大きい目標
お金に余裕のない人が努力をすれば、お金に困らない程度にはなれると思います。ただし、目指すゴールが億万長者であれば話は別で、どれだけ努力しても届かない人の方が大半です。
ミソフォニアでも似たことが言えます。「どのくらい普通の人に近づきたいのか」、まず現実的なイメージを持つことが大切です。
頑張り方次第で目指せる「普通」の目安
現実的に目指しやすいゴールの一例はこれです。
特定の音に対して意識は向くけれど、イライラすることはなく、平常心でいられる
このあたりをゴールに設定すると、多くの方が変化を実感しやすいのでおすすめです。「普通の人と完璧に同じ」というゴールは、かえって苦しさが増すだけなのであまりおすすめしません。
「反応との距離感が変わった」状態、と言い換えることもできます。
なんのために「普通」になりたいのか、考えてみてほしいこと
学校や職場という狭い世界の中には、そのコミュニティの中でしか通用しない「普通」がたくさんあります。
今は無邪気に学校生活を楽しんでいるように見える同級生も、この先もずっと「普通」でいられる保証はどこにもありません。口に出さないだけで、別の深刻な悩みを抱えている人もいるかもしれません。
「幸福度」というモノサシで、なりたい自分を設定する
あなたが目指している「普通」は、本当に自分がなりたい姿ですか?
「普通の人」を演じてみたとして、自分は本当に幸せだと感じられるか、一度想像してみてください。社会的地位や経済的な恵まれた状況にあっても、幸福度が高いとは限りません。比較や競争の中に身を置き続ける限り、劣等感はなくなりません。
「普通が素晴らしい」に、もっと疑問を持とう
比較と競争の世界が植え付け続けるのは、「凸凹のない人間であることが素晴らしい」という感覚です。これが本当に自分の幸せにつながるのか、疑ってみてもよいと思います。
今知っている「普通」は、まだバリエーションが少ない状態です。自分と関わりがなさそうな社会の「普通」を知ることで、見え方が変わってくることがあります。
まとめ
世の中に数えきれない種類の「普通」があると気づくと、「普通になりたい」という気持ちも少しずつ姿を変えていきます。
「以前の自分に戻る」という考え方よりも、今の自分より幸せな自分を新たに見つけていく方向に目を向けられると、変化は起きやすくなります。
もう少し深く知りたい方へ
「普通になりたい」という気持ちの背景にある反応の仕組みと、向き合い方についてお伝えしています。
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