ミソフォニアの反応がある人がついやってしまいがちで、大事な人間関係を壊す原因になる行動が3つあります。
今回はその3つと、なぜやめた方がいいのかを解説します。
①自分の不愉快な感覚と「正義」をひっつける
特定の音を聞いて感じる理不尽な怒りは、場にふさわしいキレイゴトの力を借りると、筋の通った理屈のように見えてきます。
たとえばこんな形です。
- 相手のマナーが悪いからイライラする
- 非常識で迷惑な人の出す音だから許せない
- 自分さえよければいい無神経な人が出す音だから嫌だ
しかしミソフォニアの反応は、脳の中で条件反射が起きているだけです。そこに「正義」を持ち込むと、問題の本質からどんどん逸れていきます。
そもそも、あなたの感じるイライラが常識では語れない感覚だからこそ苦しんでいるわけです。「正義」や「常識」を盾にした論調をやめないと、あなた自身がますます窮屈になります。
②音を出す相手を睨んだり、全否定する
ついやってしまいがちですが、相手から嫌がらせを受けたり恨みを買う原因になります。
音を聞いて条件反射で湧く感情は、あなたの本音とは違います。「本音の感情」と「ミソフォニアの反応による感情」は別物です。
本音の感情は、あなたがその人に対して本当に感じていること——好意・信頼・尊重——です。ミソフォニアの反応による感情は、特定の音が引き金になって条件反射的に湧くものです。この2つを混同して相手を全否定してしまうと、本来壊れるはずのなかった関係が壊れていきます。
③「音を出す相手が悪い」と決めつける
こう思いたくなる気持ちはよく分かります。ただ、嫌な音を出す相手には悪意のかけらもありません。「何も思っていない、普通にしているだけ」です。
ミソフォニアでない人からすれば、自分が出している音が「迷惑な音」だとは感じません。感覚の違いがある、ただそれだけです。「相手が悪い」という前提で関わり続けると、関係は必ず消耗していきます。
まとめ
ミソフォニアで感じるイライラは、あなた自身の本音から湧く怒りとは全く別です。この2つの感情を明確に区別して扱わないと、やがて自分の本音が迷子になります。
ミソフォニアのことで親しい人と揉めて人間関係が壊れてしまい「不幸のどん底」のような気持ちになる理由は、それが本音から望んだ結果ではないからです。
キレイゴトはあなたを守る武器にも防具にもなりません。それよりも、自分自身の内なる声に耳を傾けることを優先してみてください。
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