ミソフォニア症状への遮音対策として、あまりおすすめできない6つの防音方法

ミソフォニアの基礎知識&対処法

ミソフォニアの反応を和らげるための防音対策は、やり方を選ばないと、耳のトラブルを招いたり、手間とお金の無駄遣いになりかねません。

発症して日が浅い方ほど、効果の薄い対策をしていることが多いです。自分の対処法を見直す意味で、参考にしてください。

①ドラッグストアで売っている耳栓を使う

どこの薬局でも手に入る一番ポピュラーな耳栓はサイレンシアという商品ですが、ミソフォニアの対策としておすすめできない理由が3つあります。

遮音性能が不十分

サイレンシア耳栓は、かなりの圧迫感がある割に遮音性能がイマイチです。ミソフォニアの音対策に使うなら、インターネットで購入できる別の耳栓(モルデックスなど)の方が適しています。

個数が少なすぎる

耳栓は同じものを連続で使ったり、洗濯機で洗うとすぐにヘタってしまいます。最低10ペア以上(20個〜)用意して、ローテーションしながら使うのが長持ちさせる秘訣です。ヘタった耳栓は遮音効果が下がるうえ、耳から抜け落ちやすくなります。

耳栓の色がとても目立つ

サイレンシア耳栓は明るいイエローなので、付けていることが周囲にバレやすいです。目立ちにくい色の耳栓を選ぶ方が、日常使いしやすくなります。

②ノイズキャンセリング機能付きのデジタル耳栓を使う

デジタル耳栓はノイズキャンセリング機能(ANC)によって雑音をある程度聞こえなくしてくれますが、安全上の理由から「人の声は聞こえる」設計になっています。

ミソフォニアの反応が起きる音の多くは人の声や動作の音であるため、聞きたくない音がそのまま届いてしまいます。ミソフォニア対策としての効果はほぼ期待できません。

③シリコン製のプラグ型耳栓を使う

シリコン製のプラグ型耳栓は水泳用途で使われることが多く、遮音効果も限定的なうえ通気性がゼロのため、長時間装着に向いていません。耳の中が蒸れて不快なだけなので、ミソフォニア対策には他の耳栓を選んでください。

④イヤーマフだけで気になる音を防ごうとする

単体で使う場合、ミソフォニアの対策としてはイヤーマフよりも耳栓の方が効果的です。当事者としての経験上、イヤーマフの有効な使い方は以下の2つに絞られます。

  • イヤホンで流している音が外部に漏れるのを防ぐ
  • ウレタン製の耳栓と一緒に使って、より強力に音を防ぐ(W耳栓)

⑤ヘッドホンを付けて、爆音の音楽を流す

以下の3つの理由から、おすすめしません。

  • 周りの人に音漏れで迷惑がかかる
  • 安全のために聞こえた方がいい音も聞こえなくなる
  • 難聴になるリスクが上がる

⑥遮音カーテンや防音パネルで、部屋の防音を強化する

建物の防音効果は低い順に、木造→軽量鉄骨→重量鉄骨→鉄筋コンクリート賃貸→鉄筋コンクリート分譲マンションとなっています。

木造の建物に住んでいる場合、遮音カーテンや防音パネルなど「後付け」の対策では大した効果は期待できません。高価なパーソナル防音室を入れてようやく違いを実感できるレベルというのが現実です。中途半端な防音対策はお金の無駄になるだけなので、費用対効果をよく考えてから判断してください。

まとめ

  • 耳栓はインターネットでまとめ購入したものを衛生的に使いまわす
  • デジタル耳栓はミソフォニア対策としてほぼ効果なし
  • シリコン製の耳栓はミソフォニア対策に不向き
  • 爆音での防御は周囲にも自分にもデメリットがある
  • 建物の防音性能はもともとの造りによるところが大きい

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