ミソフォニアにおすすめの耳栓と、長時間装着でも外耳炎を起こさないために必要な「耳メンテナンス」のやり方

ミソフォニアの基礎知識&対処法

ミソフォニアの人にとって耳栓は、苦手な音から自衛するための必須アイテムです。

ただし「耳栓をする目的」が一般の人とは異なるため、選び方と使い方に注意が必要です。ミソフォニアの人は耳栓の装着時間が長くなりがちで、外耳炎を起こすリスクがあります。

この記事では、ミソフォニアの人におすすめの耳栓を理由付きで紹介するほか、耳のトラブルを防ぐメンテナンス方法もあわせてお伝えします。

耳のトラブルが一度起きると、トリガー音からガードしたいタイミングで耳栓をつけられなくなるという最悪の事態になりかねません。長時間装着を前提にした選択と管理が重要です。

耳栓の長時間使用で外耳炎にならないためのメンテナンス法

おすすめの耳栓をご紹介する前に、必ず知っておきたい「耳メンテナンス」のコツを3つお伝えします。

最低10個以上の耳栓を、ローテーションして使う

衛生的な耳と耳栓をキープするために、シャワー後に綿棒で耳の中の水分をやさしく取るお手入れを習慣づけましょう。

毎日お風呂上がりに耳を綿棒でお手入れしていると、綿棒に耳垢の「色」が少しつく程度で、塊の耳垢は発生しなくなります。毎回耳の奥まで拭いても外耳炎になる心配はないのでご安心を。

私はこのやり方で、20年以上耳のお手入れをトラブルなしで続けています。

綿棒は「紙軸」と「樹脂素材」の軸のものがありますが、紙軸の綿棒のほうが芯がしっかりしていて使いやすいです。

「へたり」が出た耳栓は処分のタイミング

使用前に耳栓を指で潰して、すぐに元の形に戻らなくなった耳栓は交換のタイミングです。

へたったウレタン耳栓は防音性能も落ちているので、定期的にチェックして新しいものと交換しましょう。

基本的にウレタン耳栓は洗えないので、耳を清潔に保ちながら同じ耳栓を連続で使わないことが長持ちのポイントです。

ミソフォニアにおすすめの耳栓ベスト3

ミソフォニアの人が耳栓を選ぶ基準は、装着ストレスが少なく、コスパよく使えて、必要な遮音性能を備えていることです。

国内外の耳栓を20種類以上試してきた中で、特に実用的だと評価できるものを3つ紹介します。

ミソフォニアにおすすめの耳栓①モルデックス

遮音性能がNRR値33dBと、数ある耳栓の中でもトップクラスの遮音性能を持つウレタン耳栓です。

カラーバリエーションが豊富ですが、グレーの迷彩柄が最も目立ちにくくおすすめです。耳の穴が小さい人は慣れるまで圧迫感を感じることがあるので、ラインナップにある「小さめサイズ」を試してみてください。

ミソフォニアにおすすめの耳栓②LYSIAN ソフトフォーム耳栓

遮音性能もSNR 38dBとモルデックスに匹敵する性能で、付け心地も柔らかく、1個あたりのコスパの良さが特筆すべきポイントです。

「なるべく多くの耳栓をローテーションする」という基本が無理なく実行できるので、ミソフォニアの人に向いています。ただしモルデックスよりも色が目立つため、外出先ではモルデックス、家ではLYSIANというように使い分けるのが合理的です。

ミソフォニアにおすすめの耳栓③Macks Pillow Soft シリコン耳栓

このシリコン耳栓単体での防音効果はそれほど高くないため、単独使用よりも他のウレタン耳栓との「併用」で真価を発揮します。

ウレタン耳栓の上からシリコン耳栓で外耳を埋めるようにすることで、まるで水中に潜っているような音の遮断状態になります。耳の中が蒸れやすいため長時間の使用は避けた方が良いですが、テスト中や特に集中したいシーンでの完全遮音に役立ちます。

ミソフォニアにおすすめしないタイプの耳栓

防音性能もイマイチで、使用感も悪いのでプラグ型のシリコン耳栓はミソフォニアの人におすすめしません。

プラグ型のシリコン耳栓はミソフォニアの人におすすめしません。

防音性能がウレタン耳栓より劣り、通気性がないため非常に蒸れやすく、長時間の装着に向きません。また耳垢を耳の奥に押し込みやすい形状も問題点の一つです。

プールや水場での防水用途には適していますが、ミソフォニア対策としての耳栓としては向いていません。

まとめ

耳栓にまつわる相談は多く、「外耳炎や肌荒れになってしまって耳栓をつけられない」という声をこれまで多くいただきました。

今の私はミソフォニア対策というより、都心での外出時に聴覚情報を減らして、疲労を和らげる目的で耳栓を使っています。使い方は変わりましたが、耳栓が日常的なアイテムであることに変わりありません。

なお、ドラッグストアで手軽に買えるサイレンシアは遮音性能が物足りなく、ミソフォニアの人には長期的にコスパが悪いと感じます。

耳栓は防具としてあるに越したことはありません。今回の内容が、自分に合う耳栓を見つける参考になれば幸いです。

もう少し深く知りたい方へ

最後に2つご紹介させてください。耳栓は対処の一つですが、反応の仕組みを理解することで、より根本的な関わり方が見えてきます。

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