日本一早くて詳しい、ミソフォニア専門情報サイト

【Q&A】特定の人だけが出す音でイライラします。これはミソフォニアなんでしょうか?

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
元・ミソフォニア歴34年のミソフォニア専門家。1年間で、500人以上のミソフォニア当事者へ、ミソフォニアの改善法を指導している。 健康管理士1級、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラーの資格を保有。 趣味は自己投資。HSS型HSP資質持ち。
当事者からの質問

私はたぶんミソフォニアで間違いないと思うんですが、ある特定の人が出す音しか気になりません。

食事中の音や歩く時の足音、ドアを開けたり閉めたりするときの「バタン!」という音がすごく嫌いで、迷惑です。

スマホやテレビの音まで気になって、寝れない日もときどきあります。

でも他の人が出す同じような音に関しては、よほど大きい音でない限りは気にならないんです。

これは、どうしてでしょうか?

特定の人が出す音「だけ」が気になる理由は、「特定の人の出す音」と「不快な感情」が、頭のなかで条件付けされているからです。

「他の人の出す音」と「不快な感情」は条件付けされていないので、イライラする感情が湧きません。

「特定の人だけと条件付けされてイライラする」って、どういうこと?

「条件付け」が何だか分からないという人向けに、簡単な説明をします。

よく動物病院では、犬に注射を打つ前に、この「条件付け」を実施します。

具体的に何をするのかというと

診察台に上らせたときに、おいしい餌の「ご褒美」を与える
繰り返すと、犬が診察台に上っただけで喜び、「よだれ」を出すようになる
(「条件付け」が成功した状態)
条件付けされた犬が喜んでいるうちに、チクっと注射を完了

これは、犬の脳内へ意図的に「診察台に上る」→「思わず嬉しさとよだれが湧く」という、条件反射回路を作っているのです。

先に都合よく「条件付け」をしておくことによって、犬が診察台に上ることを怖がらなくなるので、暴れられることなく注射ができます。

つまり、これと同じ現象が、あなたの頭の中でも起こっているんです。

置き換えてみると、あなたの場合は

とても不愉快な気分の時に、特定の人が出す音を聞いた
その後、特定の人が出す音を、繰り返し耳にした
特定の人が出す音を聞いただけで、不快な嫌悪感情が湧いた
(条件付けが成立した状態)
「繰り返す他の音」にも反応が広がった(専門用語で「汎化」といいます)

このようにして、ある特定の人が出す音だけに反応して、イライラするようになってしまったわけです。

あなたの場合は意図的に条件付けした訳ではなく、偶然のような形で条件付けが成立してしまったことになります。

「特定の人」が嫌いだからイライラする訳ではありませんので、個人的な感情と、条件反射で湧く感情は、はっきりと区別をしたほうがいいです。

あなたにとって、気になる音は「大事な音」ですか?

この質問と、じっくり向き合ってみてくださいね。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
元・ミソフォニア歴34年のミソフォニア専門家。1年間で、500人以上のミソフォニア当事者へ、ミソフォニアの改善法を指導している。 健康管理士1級、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラーの資格を保有。 趣味は自己投資。HSS型HSP資質持ち。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© ミソフォニア.jp , 2022 All Rights Reserved.