どんな時でも拾ってしまうはずの音が、なぜか気になっていないタイミング

今回は、ぜひあなたに 思い出していただきたいタイミングがあるので、それについてお話しします。
あなたがなぜか、反射的に不快感を感じるはずの音を聞いて、スルーできている、つまり…特定の音を聞いているのに、不快感を感じないタイミングはありませんか?
つまり、あなたの耳が特定の音を拾っていないタイミングです。
人の感覚は、常に情報の「選択と集中」を繰り返していて、聴覚は同時に6つの情報までを認識できると言われています。
言い換えると、あなたの脳は、耳から入ってくる情報へ自動的に優先順位をつけていて、優先順位の低い情報は認識する前に捨てられている、もしくは認識しても脳に無視されているんです。
例えば聴覚過敏の人は聴覚弁別ができない、つまり自分の脳へ入ってくる音に優先順位が付かないので、すべての雑音を等しく拾ってしまって、カオスな苦痛を感じると言われます。
ミソフォニアの人で、聴覚過敏がない人は聴覚弁別が全く問題なくできる人です。
あなたの場合、どんなシチュエーションの時に自分がダメなはずの音へ、反応していないでしょうか?
「騒がしくて音が聞こえない」以外のシチュエーション、明らかに気になる音が聞こえている状況のはずなのに、怒りが湧いていないタイミングを、ぜひ思い出してみてください。
どんな条件の時に怒りが湧いて、どんな条件だと怒りが湧かない、もしくはエスカレートしないのか、条件の差異のはざまに存在する「歪み」を探していただきたいんです。
こういう視点で自分を振り返ったことがない人は、ぜひ一度試してみてください。
くわしいことに関しては、ミソフォニアの本でご紹介しています。
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