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家族同士ですれ違いを起こす原因になる、2つの間違った思い込みと、絶対NGの禁句。

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元・ミソフォニア歴34年のミソフォニア専門家。1年間で、500人以上のミソフォニア当事者へ、ミソフォニアの改善法を指導している。 健康管理士1級、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラーの資格を保有。 趣味は自己投資。HSS型HSP資質持ち。

ミソフォニアは、当事者が向き合って、不快な反応をコントロールできるようになる必要があるタイプの問題です。

そこで必ず必要になるのが、当事者のご家族によるミソフォニア症状の理解

症状のとらえ方やお互いの接し方が間違っていると、壊れた関係性の修復に何十年という時間が必要な「溝」ができてしまうことも全然あり得ます。

どうすれば家庭不和に陥らず、「幸せな家庭」を取り戻すことができるのか、大事な内容をお伝えしますので、是非最後までお読みください。

現代社会は、家族一人一人の価値観を作る「情報源」が違う

人それぞれの価値観というものは、人がどのような情報源から、どんな情報を得るのか?という違いで作られていくもの。

今はひとつの家族であっても、一人一人の情報源がバラバラです。

年代によって変わる「価値観の根幹」となる情報源の違い

例えば、いわゆる「団塊世代」の人達であれば、情報源は昔とさほど変わらずテレビと新聞がメインの情報源になっています。

40代の夫婦であれば、旦那さんはテレビと新聞、会社の人から見聞きした話を主な情報源にしているはずです。

いっぽうで奥さんは Instagram などの SNS やママブロガーの投稿した記事、ママ友からの情報などを情報源にしていることでしょう。

未成年の人たちは世の中にインターネットが存在した時期に生まれた人たちなので、基本的にはスマホを情報源にしています。

つまり現在はひとつの「家庭」という箱の中であっても、皆がバラバラの場所から自分に必要な情報を得ているということです。

この状況だと、家族一人一人の描く「幸せ」は、一致しなくて当たり前かもしれません。

家族間のすれ違いを起こす原因になる、2つの間違った思い込み

ミソフォニアは「当事者の性格」や「音を出す相手に対する気持ち」の問題ではなく、自律神経脳で起こっている「特殊な条件反射」です。

ミソフォニアの当事者も、ご家族も、ミソフォニアという現象を理解していないがゆえ、お互いに間違った思い込みを抱いています。

よくある当事者の間違った思い込み「家族のことが嫌いだからイラつく」

ミソフォニアは「ネガティブな感情と紐付けがされている条件反射」なので、当事者の本心や気分とは無関係に、特定の音がすれば自動的に反応が起こります。

不快に感じる音を何度も何度も繰り返し聞いていると、「嫌な音を出す人のことが嫌いだからイライラするんだ」という間違った思い込みを抱きがち。

自分の家族に対する個人的な感情と、ミソフォニアの反応で起こる不快なイライラ感に相関性はないので、単に「苦手な音がある」というのが正しい認識です。

(たとえ相思相愛の恋人同士であっても、全然関係なく「特定の音⇒不快感」の反応は起こります)

誰しも親や兄弟のことを「煙たく感じる時期」はあるものですが、ミソフォニア反応は家族仲の良し悪しとは無関係だと理解しておきましょう。

よくある家族の間違った思い込み「子供は単なるわがまま、神経質」

ミソフォニアを発症した子供が家族に伝えられる言葉は、「イライラする」「音を出さないで」といった主観的な要求だけです。

自分が今、どういう状態になっているのかが分からず、特定の音で反射的に出てくる不快感を振り払いたい一心で、このような伝え方になってしまいます。

なので家族が「細かいことを気にするなぁ。神経質な子だ」や「あぁ、また何か文句を言ってる」といった 受け止め方をしていると、問題は根深くなる一方です。

ミソフォニア当事者と家族の絆を壊す「禁句」

ミソフォニア当事者が言ってはいけない言葉は、「もう、やめてって言ってるでしょ!」「うるさいってば!」と感情に任せた文句を伝えることです。

不快な音を出す家族に悪意や悪気はないので、 自分の感じている理不尽さを家族にも押し付ける形になってしまいます。

「短気だ」「すぐにカッとなる」「反抗期がひどいんだな」と誤解の連続を招くだけなので、 「不快感の原因は条件反射」なんだということを、忘れないようにしてください。

家族の「無理解な命令」は、親子の縁すら切る

当事者の家族が口にしないほうがいい言葉は、「我慢しなさい!」「細かいことばかり気にして。あなただって音出してるでしょ!」といった無理解な命令の言葉です。

もしもこれらの言葉を、ミソフォニア当事者の子供に向かって言ってしまうと、本人の感覚を全否定することになります。

自分の「耐え難い苦痛」を訴えた結果、親から全否定で返された子供は、何年・何十年と心を閉ざして、二度とこちらを向いてくれないかもしれません。

「お父さんとお母さんは、私が本当に耐えられないから『やめて』って言ってるのに、『もっと我慢しろ』ってさらに突き放すんだね」

と子供が理解してしまった時点で、あっけなく親子の絆が切れてしまうかもしれません。

苦境で(本来であれば守ってくれるはずの家族から)「追い打ち」を受けた感覚を与えてしまったとすると、あり得ることです。

心の奥底から求めている「願い」は、家族も当事者もおなじ

本来、家族であれば誰しもが「幸せな家庭」を願っていると思います。

ただ、今は家族一緒で同じテレビ番組を見る時代ではないので、家族一人一人の価値観も違えば、思い描く「幸せの理想像」も一人一人でバラバラです。

基本的に世代が変われば価値観も違って当たり前なので、親世代は「自分たちにとっての幸せ」を子供に押し付けないように考えましょう。

まとめ

自分の意志と無関係に襲ってくるイライラは、知らず知らずのうちに「自分の意志だ」というとらえ方へ、すり替わりやすいです。

そもそも「自分の意志とは関係ない」これが真実なので、真実を置き去りにして誤解を深めることのないように、気を付けましょう。

 

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元・ミソフォニア歴34年のミソフォニア専門家。1年間で、500人以上のミソフォニア当事者へ、ミソフォニアの改善法を指導している。 健康管理士1級、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラーの資格を保有。 趣味は自己投資。HSS型HSP資質持ち。

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