【当事者Q&A】失敗続きで、何をやってもうまくいかない気がします。あきらめるしかないんでしょうか?

毎日嫌な音ばかり聞かされてイライラするし、「どうして自分がこんなにも損な人生を生きなきゃいけないんだろう」としか思えません。
普通に生きられている人たちが、恨めしくなります。仕事もプライベートも全然うまくいかないし、もう全部が嫌です。
自分は罰ゲームのような人生を引いてしまったんだと思って、あきらめるしかないんでしょうか?
まず、悲観的に考えすぎていると思うので、ひとつひとつの悩みを、もう少し丁寧に見ていくようにしましょう。
一つうまくいかないことがあった時、無関係の不快なことまで持ち出すクセが付いているかもしれません。
ではいったい、あなたはどういう捉え方に変えれば、ネガティブ思考から持ち直すことができるのか、詳しく解説します。
ミソフォニアの人が陥りがちな「闇堕ちループ」とは?
無意識のうちに繰り返している、うまくいかなくなってしまう行動パターンや思考パターンを繰り返していると、闇堕ちします。
- 失敗をする
- 同じ原因の失敗を何度も繰り返す
- 「自分は何をやってもうまくいかない」という考え方に偏る
- 「自分はダメな人間だ、もう消えてしまいたい」と際限なくマイナス思考に堕ちる
失敗パターンから抜けられなくなってしまう原因は?
うまくいかない出来事があった時に、あとで振り返って反省し、「自分の改善できたことを探す」をしていないからです。
例えば、いつも「お金がない」と悩んでいる人がいたとします。
悩んでいる人は、自分なりに貯金をしてお金を残そう、増やそうとしていますが、なぜか一向にお金がたまりません。
どうしてお金がたまらないのか、原因を分析するには、収支のチェックをすればすぐに分かること。
- 支出の内訳を見たら、全然使っていない月額1,000円のサブスクに、5つも課金していた
- 必要のないものを衝動買いする、浪費グセで月間平均30,000円浪費していた
- 読書など「今より稼げる自分」になるための勉強代(=自己投資)がゼロ円
毎月35,000円のムダが垂れ流しになっていて、収入を増やす学びも全くしていないとすれば、お金が貯まらない理由は明白ですよね。
つまり「収入が少ない」人は、収入が増えない人の行動パターンを繰り返しているわけです。
そして、この失敗パターンの繰り返しはあらゆることに共通する「自分の考え方のクセ」になります。
何をやっても「うまくいく行動パターン」へ変えるために必要な2つの原則
例えばあなたは、「嫌な音を聞きたくない」という欲求がある時に、理由探しをしていませんか?
- 自分が嫌な音を聞かなくても済むための理由
- 相手が音を出してはいけない理由
これでは、うまくいかないままなんです。今よりもうまくいく未来を手に入れるためには、2つ気を付けることがあります
自分にとって「都合の良い展開」を求めないこと
自分が今すぐ楽をしたいと思った時、「その場にふさわしくない綺麗事」は結構役立ってくれるものです。
ただし、自分本位な理由を語っても、聞いた相手は納得できないので、あなたの感じていた不満が相手の不満に置き換わります。
相手が面倒事を嫌う性格の場合は、事を荒立てようとはしませんが、不快な違和感を感じるので、距離を置かれることでしょう。
これは、「要求を押し通したいとき、に自分にとって都合の良い理由を作る」という、あなたの「負けパターン」がもたらした結果です。
不自然な「屁理屈」は手放す
- 自分が「嫌な音を聞きたくない」という気持ちの正当性を探す
- 不快な音を出すのが、ダメな理由を考える
この2つは、頑張って探し続けたとしても、あなたが満足のいく結果にはならないと思います。
理由はとても簡単で、どちらも存在しないからです。ないものを探し続けても、時間と労力のムダになりますよね。
なのでミソフォニアの人は、自分の要求が「正当な要求」だと押し通そうとしていないか、振り返ってみてください。
過去の僕も同じような思考パターン、行動パターンの癖を持っていました。
自覚ができたのは、なるだけ理性的になる努力をして、自分のことを客観的に見ることができるようになった後でした。
まとめ
頭の中で「嫌なこと」について考え続けている時は、自分の意志で「やめよう」とピリオドを打つ必要があります。
特に、嫌なことを考えると、過去の嫌だった記憶までどんどん思い出してしまう人には、ぜひ意識してもらいたいことです。
そのうえで、自己分析をやりましょう。
- あなたが幸せになっていたと感じた時は、どのような行動をしていた?
- 不幸になったと感じた時は、裏側にどんな失敗パターンが隠れていた?
悲観してしまう瞬間があるのは仕方のないことですが、気分の持ち直しをなるべく短い期間でできる自分になりましょう。